プレリリースで配布されたパックのあまりあるくそっぷりとその戦績に心折れてから1週間あまり。久々のリミテッドはドラフトでした。
非公認で3回、8人・8人・6人にて、成績は2-1、0-3、3-0。劇的に良いというものではないですが、及第点ではないかと。ただ、0-3のドラフトはカーンに心乱されました。それ以外の構築がふらついてしまった。

前置きはこのくらいにして、本題。今回プレイした、NPH‐NPH‐SOMにおけるドラフトの考察をしてみたいと思います。とりあえず、自分が使った中で印象に残ったカードの評価など。もちろん、レアリティはドラフト攻略なのでコモン・アンコモン限定です。そりゃ《解放された者、カーン/Karn Liberated》《エルズペス・ティレル/Elspeth Tirel(SOM)》は強かったですけど期待してもパックからはまず出ないですからね。

《ゲスの評決/Geth’s Verdict》
個人的に今回のMVP。3度目のドラフトでは5枚も取れ、腐る場面はあまりなかった。むしろ初手にたくさん欲しかったほど。2、3枚入れても良い働きをする優秀な除去。並ばれた場面では効果が薄いものの、序盤から撃っていくと相手は嫌がること間違いなし。1体ならば確定除去となる。
複数クリーチャーを並べる、接合者サイクルなどが天敵。
コモンなのはすごくうれしい。

《倒れし者の記憶/Remember the Fallen》
アドバンテージカード。アーティファクトクリーチャーなら普通に2体回収できる。接合者本体をチャンプに使ってから回収、もゴーレムを増やせてかなり高得点。

《納墓の総督/Entomber Exarch》
《グレイブディガー/Gravedigger(M11)》。もうひとつの能力は盤面に触れないので、リミテッドでは使えないはず。

《不気味な苦悩》
実質3マナ-2/-2インスタント。タフネス1~2の多いこの環境では、十分除去になりえる。増殖も、感染や《転倒の磁石/Tumble Magnet(SOM)》などたまに役に立つ。

《髄掘り/Pith Driller》
前述のとおりタフネス1が多い環境なので、CIPが除去になる場面はきわめて多い。自身の2/4というサイズは除去されにくく、クロッカーとしてもブロッカーとしてもそこそこ扱いやすい。

《盲目の盲信者/Blind Zealot》
3マナ2/2というのがメインに入りうる最低ラインを満たしていて、威嚇持ち、除去能力持ちという意外にハイスペックなクリーチャー。アーティファクト過多なこの環境では信用ならないかもしれないが、威嚇は意外と通る。相討ちなら能力を使ったのと同じなので御の字。

《攻撃的な行動/Act of Aggression》
今回、一番のファインプレイを演出したカード。こちらの攻撃に合わせて、相手がこちらのクリーチャーを《攻撃的な行動/Act of Aggression》で奪ってブロック、シャクろうとした時、こちらの手札にあった《攻撃的な行動/Act of Aggression》で奪い返し。これはレアケースであるが、このカードはΦマナによってどの色のデッキでも入るので、相手の攻撃クリーチャーを相手のクリーチャーを奪ってブロック、は普通にありえる。

《清純のタリスマン/Pristine Talisman》
地味ながら、かなり嫌がられるカード。マナバーンの廃止によって、エンドにタップして1点回復するだけ、でも合計ではかなり回復できる。ライフレースをずらせるのでリミテッドでは優秀なカード。


というわけで今回プレイした中では、これらのカードが強かったですね。ドラフトする時には、少しでも参考にしていただければうれしいです。

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