参加者4人という小規模だけど、とりあえず2-1と勝ち越したのでレシピ晒しと雑感。
 まずこのデッキを組んだ理由は、相手の手札が見たい、という理由から。手札を見てないと余計なものをケアしてしまって無駄に時間をロスしてしまうので、プランを立てつつゲームを組み立てられる、手札破壊の使える黒を選択した。
 《もぎとり/Mutilate(M13)》のために黒単タッチ青赤という考えだったが、さすがに沼が増やせなかったので青黒赤コントロールの形に。2色だとさわれないものが出てくるため3色で。
 現環境は3色でないとコントロールは厳しそう。青白も、緑を足した方がいい。具体的には、《スラーグ牙/Thragtusk(M13)》《原初の狩人、ガラク/Garruk, Primal Hunter(M13)》あたりで重コントロール風味に。ただ、ラクドスミッドレンジのような速いデッキには青白緑だと受けきれないので今回は青黒赤で。青白赤は、仮想敵の1つである緑白系ビートの《ロクソドンの強打者/Loxodon Smiter(RTR)》が辛い。対処法は少ないが、《戦慄掘り/Dreadbore(RTR)》《夜の犠牲/Victim of Night(ISD)》で2ターン目《強打者》にも対応できるので黒での除去は強いと思う。不死系は赤の《火柱/Pillar of Flame(AVR)》で補う。

 それではレシピを公開。

11クリーチャー
2《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》
3《吸血鬼の夜鷲/Vampire Nighthawk(M13)》
2《イゼットの静電術師/Izzet Staticaster(RTR)》
2《オリヴィア・ヴォルダーレン/Olivia Voltaren(ISD)》
1《血統の守り手/Bloodline Keeper(ISD)》
1《邪悪な双子/Evil Twin(ISD)》
 《血統の守り手》4枚をフィニッシャーとしたのが最初の案だったが、さすがにもっさりしすぎたので今の形に。マストキル生物を守るのに《強迫》はうってつけで、相手のプランを阻害しながら安全に着地させることができる。《夜鷲》はかなり優秀で、《修復の天使/Restoration Angel(AVR)》にもびびらずに相打ち上等で攻撃にいけたり、絆魂によって継続的にクロックを刻める。また、《イゼットの静電術師》の制圧力もかなりのもので、マナクリーチャーや《墓所這い/Gravecrawler(DKA)》が潰せる。コントロールのガンである《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben(DKA)》に突き刺さるのも高評価。《オリヴィア》は守れれば1枚でゲームを決められる。

呪文
3《強迫/Duress(M13)》
2《脳食願望/Appetite for Brains(AVR)》
3《火柱/Pillar of Flame(AVR)》
2《灼熱の槍/Searing Spear(M13)》
1《本質の散乱/Essence Scatter(M13)》
1《否認/Negate(M13)》
1《戦慄掘り/Dreadbore(RTR)》
1《究極の価格/Ultimate Price(RTR)》
3《イゼットの魔除け/Izzet Charm(RTR)》
2《ルーン唱えの長槍/Runechanter’s Pike(ISD)》
3《禁忌の錬金術/Forbidden Alchemy(ISD)》
1《雲散霧消/Dissipate(ISD)》
1《小悪魔の遊び/Devil’s Play(ISD)》
 《小悪魔の遊び》は軽量除去からフィニッシャーまでこなせる可能性もあるが、除去としては即効性に欠け、そこまでアグロなデッキではないのでフィニッシャーとしても不十分。入れ替えの余地ありなスロットかも。とりあえずは《ロクソドンの強打者》が除去できるカードが候補。
 《ルーン唱えの長槍》は掛け値なしのフィニッシャーで、《夜鷲》につけば大概のクリーチャーを戦闘で一方的に落とせる。
 《脳食願望》は強いが汎用性に欠けるので、《強迫》4にした方がいいかも。

25土地
1《僻地の灯台/Desolate Lighthouse(AVR)》
青赤、赤黒、青黒の2色土地を4ずつ、計20枚
沼3島1
マナバランスとしては基本土地をいじるくらいで、特殊地形はたぶん動かしようがない。

15サイドボード
1《真髄の針/Pithing Needle(RTR)》
1《強迫/Duress(M13)》
4《殺戮遊戯/Slaughter Games(RTR)》
1《否認/Negate(M13)》
2《払拭/Dispel(RTR)》
1《月の賢者タミヨウ/Tamiyo, the Moon Sage(AVR)》
1《記憶の熟達者、ジェイス/Jace, Memory Adept(M13)》
2《イゼットの静電術師/Izzet Staticaster(RTR)》
1《戦慄掘り/Dreadbore(RTR)》
1《究極の価格/Ultimate Price(RTR)》
 メインをビートメタとしているので、サイドはコントロール用に多く割いてある。ビート用サイドは《タミヨウ》を含めても5枚ほど。プレイングもサイドボーディン組も頭を使うのでかなり頭が痛くなるが、それが楽しくもある。色んなスペルを散らしてあるので選択肢は多く、相手の脅威を捌きつつ細いクロックをいかに守るかという、ワンミスで負けかねない綱渡りなデッキだ。今回もいろいろとミスを犯して、自分ライフ5で《雷口のヘルカイト/Thundermaw Hellkite(M13)》2体が相手の場にあるのに《邪悪な双子》(ヘルカイトコピー)に《長槍》を装備せず、《静電術師》を構えてしまった。ここはほぼフルタップになるのを覚悟で《長槍》を装備しておけば、相手は1体を先制でブロックされ片方も能力で破壊されるので攻撃を躊躇うはずだった。実際には相手が攻撃してきて、1:2交換は取れたものの、3体目の《ヘルカイト》をトップされて負けた。構えたい病は治さないと・・・。

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