【モダン】スケープシフト
2013年7月18日 MTG 黎明期より禁止されていた《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle(ZEN)》は、最速キルターンが遅い、妨害しやすいなどの理由からか解禁されました。
フィニッシュは《風景の変容/Scapeshift(MOR)》を主軸としており、一撃20点をも削り切ることが可能なため、Tier1の一角に君臨しています。緑の土地加速と《ヴァラクート》誘発条件である《山》さえあればいいので最低限赤緑2色でいいのですが、干渉手段に乏しいので青緑2色をメインカラーとしたものが主流です。赤は除去要員としてタッチ程度に投入されています。
リストはグランプリカンザスシティTop8入賞者デッキです。
(クリーチャー)8
4《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder(CHK)》
4《原始のタイタン/Primeval Titan(M12)》
(呪文)26
3《虹色の前兆/Prismatic Omen(SHM)》
4《差し戻し/Remand(RAV)》
3《遥か見/Farseek(M13)》
4《イゼットの魔除け/Izzet Charm(RTR)》
4《紅蓮地獄/Pyroclasm(M11)》
4《明日への探索/Search for Tomorrow(TSP)》
4《風景の変容/Scapeshift(MOR)》
(土地)26
3《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle(ZEN)》
2《蒸気孔/Steam Vents(RTR)》
4《踏み鳴らされる地/Stomping Ground(GTC)》
1《繁殖池/Breeding Pool(GTC)》
4《沸騰する小湖/Scalding Tarn(ZEN)》
2《霧深い雨林/Misty Rainforest(ZEN)》
1《島/Island》
6《山/Mountain(M14)》
3《森/Forest》
(サイドボード)
2《焼却/Combust(M12)》
2《呪文滑り/Spellskite(NPH)》
2《魂の洞窟/Cavern of Souls(AVR)》
2《すべてを護るもの、母聖樹/Boseiju, Who Shelters All(CHK)》
4《強情なベイロス/Obstinate Baloth(M11)》
2《自然の要求/Nature’s Claim(WWK)》
1《墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage(DKA)》
~解説~
このリストは干渉手段を最小限に、できるだけ効率よくフィニッシュに辿りつくことを主眼においています。緑タイタンも4枚あるので、《風景の変容》と8枚体制でいずれかのルートを目指すことになります。緑タイタンとスケープシフトでは目指す方向性が違い、タイタンルートは《山》を4枚以上おいていきながら、《タイタン》によって継続的に《ヴァラクート》が誘発することを狙います。一方スケープシフトルートはできるだけ《山》を置かず、《風景の変容》を唱えた時点での一撃で相手ライフを削り切ることを狙います。
《イゼットの魔除け/Izzet Charm(RTR)》はビートダウンには除去、コントロールにはカウンター、さらに手札に来た余剰カードをリフレッシュする3つのうちのどれかを選べる汎用カード。このデッキの潤滑油となっています。
サイドボードは全体的に丸い構成。『双子』『青白』『ソウルシスターズ』などに効く《焼却》、『双子』のコンボを妨害する《呪文滑り》、カウンターを無効化する《魂の洞窟》《すべてを護るもの、母聖樹》、『ジャンド』『赤単』に《強情なベイロス》、『出産の殻』『親和』や《神聖の力線/Leyline of Sanctity(M11)》をサイドインしてくるデッキ相手に《自然の要求》、『出産の殻』や墓地利用するデッキ相手には《墓掘りの檻》をサイドインします。サイドボードは15枚すべてを鵜呑みにするのではなく、参考程度にして自分が参加する大会のメタゲームから最適の15枚を自分で選択することが重要だと思います。
~攻略法~
ヴァラクートの誘発ダメージを無効化するなら《神聖の力線》によってライフダメージは飛んでこなくなります。
《殺戮遊戯/Slaughter Games(RTR)》《記憶殺し/Memoricide(SOM)》といったぶっこ抜き系カードも有効ではありますが、タイタン、スケープシフト、ヴァラクートの3つを抜いておかないとナチュラルにヴァラクートの誘発条件を達成されるので安心はできません。
タイタンを抜けばスケープシフトでの一撃死があり、スケープシフトを抜けばタイタンでヴァラクートを呼び出され、放っておくとタイタンに殴り切られることも。土地破壊カードからの《根絶/Extirpate(PLC)》でヴァラクートを抜くのも有効な手ですが、うまいプレイヤーはそれをケアしてヴァラクートを手札に温存することもあります。相手がどのルートで勝ちを狙ってくるのか、それを見越して最適な手を打たなければいけません。
サーチ妨害も有効で、《エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensor(FUT)》《レオニンの裁き人/Leonin Arbiter(SOM)》《疑念の影/Shadow of Doubt(RAV)》などが序盤の早い段階で出せると、対処されるまでコンボ成立を遅らせることができます。
土地破壊としては、呪文ではなく土地で対応するのがベター。1枚割ったところでたかが知れていますし、《石の雨/Stone Rain(9ED)》を基準として3マナ以上なのでテンポ損です。割るならスロットを消費しない《地盤の際/Tectonic Edge(WWK)》《幽霊街/Ghost Quarter(ISD)》で対応するのがいいでしょう。その際《太陽のタイタン》《壌土からの生命》などで再利用できるデッキで使用すると効果が上がります。色基盤には気をつけて。
フィニッシュは《風景の変容/Scapeshift(MOR)》を主軸としており、一撃20点をも削り切ることが可能なため、Tier1の一角に君臨しています。緑の土地加速と《ヴァラクート》誘発条件である《山》さえあればいいので最低限赤緑2色でいいのですが、干渉手段に乏しいので青緑2色をメインカラーとしたものが主流です。赤は除去要員としてタッチ程度に投入されています。
リストはグランプリカンザスシティTop8入賞者デッキです。
(クリーチャー)8
4《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder(CHK)》
4《原始のタイタン/Primeval Titan(M12)》
(呪文)26
3《虹色の前兆/Prismatic Omen(SHM)》
4《差し戻し/Remand(RAV)》
3《遥か見/Farseek(M13)》
4《イゼットの魔除け/Izzet Charm(RTR)》
4《紅蓮地獄/Pyroclasm(M11)》
4《明日への探索/Search for Tomorrow(TSP)》
4《風景の変容/Scapeshift(MOR)》
(土地)26
3《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle(ZEN)》
2《蒸気孔/Steam Vents(RTR)》
4《踏み鳴らされる地/Stomping Ground(GTC)》
1《繁殖池/Breeding Pool(GTC)》
4《沸騰する小湖/Scalding Tarn(ZEN)》
2《霧深い雨林/Misty Rainforest(ZEN)》
1《島/Island》
6《山/Mountain(M14)》
3《森/Forest》
(サイドボード)
2《焼却/Combust(M12)》
2《呪文滑り/Spellskite(NPH)》
2《魂の洞窟/Cavern of Souls(AVR)》
2《すべてを護るもの、母聖樹/Boseiju, Who Shelters All(CHK)》
4《強情なベイロス/Obstinate Baloth(M11)》
2《自然の要求/Nature’s Claim(WWK)》
1《墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage(DKA)》
~解説~
このリストは干渉手段を最小限に、できるだけ効率よくフィニッシュに辿りつくことを主眼においています。緑タイタンも4枚あるので、《風景の変容》と8枚体制でいずれかのルートを目指すことになります。緑タイタンとスケープシフトでは目指す方向性が違い、タイタンルートは《山》を4枚以上おいていきながら、《タイタン》によって継続的に《ヴァラクート》が誘発することを狙います。一方スケープシフトルートはできるだけ《山》を置かず、《風景の変容》を唱えた時点での一撃で相手ライフを削り切ることを狙います。
《イゼットの魔除け/Izzet Charm(RTR)》はビートダウンには除去、コントロールにはカウンター、さらに手札に来た余剰カードをリフレッシュする3つのうちのどれかを選べる汎用カード。このデッキの潤滑油となっています。
サイドボードは全体的に丸い構成。『双子』『青白』『ソウルシスターズ』などに効く《焼却》、『双子』のコンボを妨害する《呪文滑り》、カウンターを無効化する《魂の洞窟》《すべてを護るもの、母聖樹》、『ジャンド』『赤単』に《強情なベイロス》、『出産の殻』『親和』や《神聖の力線/Leyline of Sanctity(M11)》をサイドインしてくるデッキ相手に《自然の要求》、『出産の殻』や墓地利用するデッキ相手には《墓掘りの檻》をサイドインします。サイドボードは15枚すべてを鵜呑みにするのではなく、参考程度にして自分が参加する大会のメタゲームから最適の15枚を自分で選択することが重要だと思います。
~攻略法~
ヴァラクートの誘発ダメージを無効化するなら《神聖の力線》によってライフダメージは飛んでこなくなります。
《殺戮遊戯/Slaughter Games(RTR)》《記憶殺し/Memoricide(SOM)》といったぶっこ抜き系カードも有効ではありますが、タイタン、スケープシフト、ヴァラクートの3つを抜いておかないとナチュラルにヴァラクートの誘発条件を達成されるので安心はできません。
タイタンを抜けばスケープシフトでの一撃死があり、スケープシフトを抜けばタイタンでヴァラクートを呼び出され、放っておくとタイタンに殴り切られることも。土地破壊カードからの《根絶/Extirpate(PLC)》でヴァラクートを抜くのも有効な手ですが、うまいプレイヤーはそれをケアしてヴァラクートを手札に温存することもあります。相手がどのルートで勝ちを狙ってくるのか、それを見越して最適な手を打たなければいけません。
サーチ妨害も有効で、《エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensor(FUT)》《レオニンの裁き人/Leonin Arbiter(SOM)》《疑念の影/Shadow of Doubt(RAV)》などが序盤の早い段階で出せると、対処されるまでコンボ成立を遅らせることができます。
土地破壊としては、呪文ではなく土地で対応するのがベター。1枚割ったところでたかが知れていますし、《石の雨/Stone Rain(9ED)》を基準として3マナ以上なのでテンポ損です。割るならスロットを消費しない《地盤の際/Tectonic Edge(WWK)》《幽霊街/Ghost Quarter(ISD)》で対応するのがいいでしょう。その際《太陽のタイタン》《壌土からの生命》などで再利用できるデッキで使用すると効果が上がります。色基盤には気をつけて。
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