《魂の管理人/Soul Warden(M10)》《魂の従者/Soul’s Attendant(ROE)》がデッキ名の由来。
 安価で組めることから使用者が多く、それでいて安定した成績も残している白単ビートダウン。その性質上対ビートダウンには滅法強く、"万能色"である白の特性で対応力も抜群。モダン初心者はここから参入してみてはどうでしょうか。

(クリーチャー)27
4《魂の管理人/Soul Warden(M10)》
4《魂の従者/Soul’s Attendant(ROE)》
4《セラの高位僧/Serra Ascendant(M11)》
4《砂の殉教者/Martyr of Sands(CSP)》
4《アジャニの群れ仲間/Ajani’s Pridemate(M11)》
4《戦隊の鷹/Squadron Hawk(M11)》
3《イーオスのレインジャー/Ranger of Eos(ALA)》

(呪文)12
4《流刑への道/Path to Exile(CON)》
4《清浄の名誉/Honor of the Pure(M12)》
4《幽体の行列/Spectral Procession(SHM)》

(土地)21
18《平地/Plains》
3《幽霊街/Ghost Quarter(ISD)》

(サイドボード)15
2《精霊への挑戦/Brave the Elements(M14)》
1《幽霊街/Ghost Quarter(ISD)》
1《忘却の輪/Oblivion Ring(M13)》
4《安らかなる眠り/Rest in Peace(RTR)》
3《石のような静寂/Stony Silence(ISD)》
4《抑制の場/Suppression Field(RAV)》

 同じ『ソウルシスターズ』というデッキであっても、ライフゲイン手段追加で《オーリオックのチャンピオン/Auriok Champion(5DN)》を入れたり、《急報/Raise the Alarm(MRD)》などから《風立ての高地/Windbrisk Heights(LRW)》でのトークン戦略を取るものなど派生がありますが、このリストは比較的オーソドックスなものです。このような模範的なリストでも、モダンDEで4-0しているのでその強力さがうかがえます。

~解説~
 基本戦略は"ソウルシスターズ"2種によりライフを伸ばし、《アジャニの群れ仲間》《セラの高位僧》を育てます。《戦隊の鷹》《イーオスのレインジャー》は息切れ防止となっており、マナがあればクリーチャーを続けて出せるのでライフゲインと噛み合っています。
 相手への干渉手段は《流刑への道》4枚と少ないので、ビッグマナやコンボデッキが苦手です。
 サイドボードは、単体除去やダメージ除去、直接戦闘に強い《精霊への挑戦》、『トロン』『スケープシフト』などのビッグマナ対策に追加の《幽霊街》、万能除去《忘却の輪》、墓地利用をシャットダウンする《安らかなる眠り》、『親和』や、『トロン』序盤のアーティファクトを封じる《石のような静寂》、『出産の殻』『欠片の双子』さらにはプレインズウォーカー他起動型能力をけん制する《抑制の場》が採用されています。

~攻略法~
 戦場に出た時点ではタフネスの低いクリーチャーが多いので、《紅蓮地獄/Pyroclasm(M11)》《炎渦竜巻/Firespout(SHM)》などが有効です。成長した《セラの高位僧》《アジャニの群れ仲間》もまとめて流せる《神の怒り/Wrath of God(10E)》などももちろん有効です。白単ウィニーというアーキタイプの伝統に漏れず、コントロールデッキには相性が悪いです。単体除去は《戦隊の鷹》《イーオスのレインジャー》《幽体の行列》といった、1枚で複数並べられるカードが多いので耐性があるので注意。

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