※このエントリーはネタバレ要素を多く含んでおり、楽しみを損なうおそれがありますので、『ハイドラへの対峙』未挑戦・未達成の方は閲覧を固く禁じます。クエストを成功させた方のみ、時間つぶしに御閲覧ください。



※ハイドラプレイマットに書かれたルールテキストのみを参照しているため、正確なルールを誤認している可能性もありますことをご了承ください。

 まず、ハイドラデッキの弱点をリストアップしてみます。

1.マナコストを支払えない
 バランス調整ミスというかなんというか、ハイドラデッキは純粋なアグロデッキには一定の強さを誇りますが、低速コントロールデッキにはめっぽう弱いです。クリーチャーを生け贄にさせたり追放したりするソーサリーがあるので、ノンクリーチャーデッキがベストです。ソーサリーや頭カードは「唱える」呪文カードなので、対象にとれるならすべて確定カウンターとなります。《中略/Syncopate(RTR)》(X=1)《呪文破/Spell Blast(M14)》《阻まれた希望/Stymied Hopes(THS)》は低コストでハイドラデッキのすべてを打ち消せます。

2.確定除去には無力
 《破滅の刃/Doom Blade(M14)》《岩への繋ぎ止め/Chained to the Rocks(THS)》などはもちろん、戦場を離れれば墓地に置かれる特性から《分散/Disperse(M14)》さえも確定除去となります。ただ、無色扱いのため《究極の価格/Ultimate Price(RTR)》は無効です。《漸増爆弾/Ratchet Bomb(M14)》《至高の評決/Supreme Verdict(RTR)》で一気に吹き飛ばすこともできますし、《拘留の宝球/Detention Sphere(RTR)》で《ハイドラの頭》を指定すれば一気に飛ばせます。《漸増爆弾/Ratchet Bomb(M14)》だと英雄カードも軒並み吹き飛ぶので注意です。

3.ライブラリー破壊には無力
別のベクトルで勝つなら、ライブラリーから墓地に落とす、もしくは追放するパーマネントを使うと効果的です。《悪夢の織り手、アショク/Ashiok, Nightmare Weaver(THS)》《記憶の熟達者、ジェイス/Jace, Memory Adept(M14)》は起動コストをかけずにライブラリーを削れる優良パーマネントです。
また、《殺戮遊戯/Slaughter Games(RTR)》で《ハイドラの頭》を指定するとライブラリーの《ハイドラの頭》がすべて墓地に置かれます。


 以上をふまえたデッキリストがこちら。

青単コントロールタッチスフィア
0クリーチャー
36呪文
4《呪文破/Spell Blast(M14)》
4《阻まれた希望/Stymied Hopes(THS)》
4《中略/Syncopate(RTR)》
4《拘留の宝球/Detention Sphere(RTR)》
4《漸増爆弾/Ratchet Bomb(M14)》
4《分散/Disperse(M14)》
4《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift(RTR)》
4《航海の終わり/Voyage’s End(THS)》
4《記憶の熟達者、ジェイス/Jace, Memory Adept(M14)》
 ソーサリーを打ち消しで妨害しつつ、頭カードがトークンルールに近い特性を持つことを逆手にとって《漸増爆弾》《拘留の宝球》やバウンスカードを詰め込みました。フィニッシュは《ジェイス》が務めます。

24土地
4《アゾリウスのギルド門/Azorius Guildgate(DGM)》
4《神聖なる泉/Hallowed Fountain(RTR)》
16《島》

 見てのとおり、ルールの穴を突いたなんのおもしろみもない「ただ勝つためだけ」のデッキなので、参考程度に。

コメント