2016年1月18日 禁止制限カードリスト告知(次回告知:4月4日)
2016年1月17日 MTG 先の発表により、【モダン】【Pauper】にて禁止制限カードリストの告知がありました。今回は解禁はなく、禁止のみのようです。
モダン
《花盛りの夏》 禁止
《欠片の双子》 禁止
パウパー/Pauper
《フェアリーの大群》 禁止
次に、それぞれの公式による禁止理由をもとに、個人的見解を書いていきます。
《花盛りの夏》
《精力の護符》を使ったコンボのパーツとなるカードで、通称『アミュレットコンボ』を弱体化させるための禁止です。
モダンの環境理念どおり、やはり、多くの場合に安定して3ターンキルができるデッキとして危険視されてきたようです。なぜデッキの名を冠する《精力の護符》が禁止されないのかというと、あくまで弱体化が目的であり完全に消滅させることが本意ではないのでしょう。かつて《炎の儀式》《煮えたぎる歌》が禁止となったストームのように、一定数残る可能性もあります。
《欠片の双子》
モダンフォーマット設立当初からトップメタとして君臨し続けたデッキの、意外なる失脚です。さすがにこの名を冠するデッキは《欠片の双子》というカードなくしてはありえないほど重要なパーツなので、《鏡割りのキキジキ》では代替が効かないため、アーキタイプとしては完全消滅するでしょう。ただし、《キキジキ》はメジャーな《詐欺師の総督》《やっかい児》以外にも《村の鐘音鳴らし》《水跳ねの海馬》などともコンボを形成するため、『死せる生』やその他のデッキにおいて、イージーウィンのサブプランとして仕込まれることもあるでしょう。
それにしても、設立当初から容認され、モダンマスターズにも収録された《欠片の双子》が禁止されるというのは意外でした。モダン環境初のプロツアー『フィラデルフィア11』では、『青赤ストーム』『青単感染』とともにTOP8に計5人並び、禁止制限にて《猛火の群れ》《炎の儀式》《煮えたぎる歌》などが相次いで禁止されコンボデッキのライバルたちが軒並み消えていく中で『欠片の双子』はトップメタ対象として、モダン王者として生き残り続けていました。"モダン環境におけるイージーコンボ許すまじ"という意思を受け取ったような気がします。
ちなみに個人的には、今までの禁止改訂は、自分の苦手なデッキが禁止により須く弱体化していき、さらには自分の持つデッキにはほとんど影響のないので好感が持てますね。次のトップメタ候補は『赤緑トロン』『青単トロン』『黒単エルドラージ』辺りでしょうか。速い段階で高マナ域のカードを叩きつける土地ブースト系のデッキが、次環境のフェアデッキにおいては天敵になりそうです。
《フェアリーの大群》
主にプレイされるのはMOでしょうが、Pauperにおいて《フェアリーの大群》が禁止となりました。どの環境でもフリースペルというのは問題視されるのでしょう。デルバーデッキではそこまで影響がないのでしょうが、『エスパーファミリア』デッキにおいては重要なパーツとなり、結局打ち消しでしか対処できないということで、汎用的な対応力に乏しいPauperでは、コンボデッキはあまり歓迎されるアーキタイプではないようです。
MTGというのは気を抜けばすぐに環境が青くなり、また環境が深くなればなるほど青く染まります。
モダン
《花盛りの夏》 禁止
《欠片の双子》 禁止
パウパー/Pauper
《フェアリーの大群》 禁止
次に、それぞれの公式による禁止理由をもとに、個人的見解を書いていきます。
《花盛りの夏》
《精力の護符》を使ったコンボのパーツとなるカードで、通称『アミュレットコンボ』を弱体化させるための禁止です。
モダンの環境理念どおり、やはり、多くの場合に安定して3ターンキルができるデッキとして危険視されてきたようです。なぜデッキの名を冠する《精力の護符》が禁止されないのかというと、あくまで弱体化が目的であり完全に消滅させることが本意ではないのでしょう。かつて《炎の儀式》《煮えたぎる歌》が禁止となったストームのように、一定数残る可能性もあります。
《欠片の双子》
モダンフォーマット設立当初からトップメタとして君臨し続けたデッキの、意外なる失脚です。さすがにこの名を冠するデッキは《欠片の双子》というカードなくしてはありえないほど重要なパーツなので、《鏡割りのキキジキ》では代替が効かないため、アーキタイプとしては完全消滅するでしょう。ただし、《キキジキ》はメジャーな《詐欺師の総督》《やっかい児》以外にも《村の鐘音鳴らし》《水跳ねの海馬》などともコンボを形成するため、『死せる生』やその他のデッキにおいて、イージーウィンのサブプランとして仕込まれることもあるでしょう。
それにしても、設立当初から容認され、モダンマスターズにも収録された《欠片の双子》が禁止されるというのは意外でした。モダン環境初のプロツアー『フィラデルフィア11』では、『青赤ストーム』『青単感染』とともにTOP8に計5人並び、禁止制限にて《猛火の群れ》《炎の儀式》《煮えたぎる歌》などが相次いで禁止されコンボデッキのライバルたちが軒並み消えていく中で『欠片の双子』はトップメタ対象として、モダン王者として生き残り続けていました。"モダン環境におけるイージーコンボ許すまじ"という意思を受け取ったような気がします。
ちなみに個人的には、今までの禁止改訂は、自分の苦手なデッキが禁止により須く弱体化していき、さらには自分の持つデッキにはほとんど影響のないので好感が持てますね。次のトップメタ候補は『赤緑トロン』『青単トロン』『黒単エルドラージ』辺りでしょうか。速い段階で高マナ域のカードを叩きつける土地ブースト系のデッキが、次環境のフェアデッキにおいては天敵になりそうです。
《フェアリーの大群》
主にプレイされるのはMOでしょうが、Pauperにおいて《フェアリーの大群》が禁止となりました。どの環境でもフリースペルというのは問題視されるのでしょう。デルバーデッキではそこまで影響がないのでしょうが、『エスパーファミリア』デッキにおいては重要なパーツとなり、結局打ち消しでしか対処できないということで、汎用的な対応力に乏しいPauperでは、コンボデッキはあまり歓迎されるアーキタイプではないようです。
MTGというのは気を抜けばすぐに環境が青くなり、また環境が深くなればなるほど青く染まります。
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