まだ始動していませんが、そのうちMagic Onlineのほぼ限定フォーマットであるPauperを始めようかと思い、準備を進めています。
 その第一段階として、禁止カードリストを再確認してみます。

 Pauperの禁止カードリストは、明確に「特定のデッキタイプを弱体化・消滅させるため」に禁止されたカードがほとんどのため、いくつかに大別することができます。

雲上の座/Cloudpost
『Post』。キーカードを失い消滅しました。

頭蓋囲い/Cranial Plating
『親和』。弱体化し《エイトグ》などに頼らざるを得なくなりました。

巣穴からの総出/Empty the Warrens
大あわての捜索/Frantic Search
ぶどう弾/Grapeshot
時間の亀裂/Temporal Fissure
『ストーム』。これらはすべてが同時に禁止されたわけではなく、まず安定コンボを可能にする《大あわての捜索》が禁止され、それでも『ストーム』デッキが環境を支配していたため《ぶどう弾》《巣穴からの総出》が禁止され、代わりにフィニッシャーとして使われていた《時間の亀裂》も禁止となりました。

激励/Invigorate
『感染』。モダン環境の《猛火の群れ》のような働きで、早いターンでのワンショットキルを可能にします。

宝船の巡航/Treasure Cruise
フェアリーの大群/Cloud of Faeries
理由は「青いデッキが多すぎるため」。《宝船の巡航》はヴィンテージ制限、モダン・レガシー禁止となるもPauperでは数か月生き長らえていましたが、メタゲームの偏りにより禁止。
《フェアリーの大群》は『エスパーファミリア』というコンボデッキにおいて重要なパーツとなっていましたが、それにより環境が染まってしまったため禁止となりました。『青単デルバー』においても重要なクリーチャーのひとつであり、弱体化を余儀なくされています。

 上記リストから分かることは、「コンボデッキは開発陣により、須く監視されている」ということ。コモンによってしか対策できないため当然といえば当然ですが、禁止カードになるのが怖ければ、コンボデッキは使うべきではないといえます。
 ただ、せっかくの「Pauper」=「貧者」のフォーマット。他フォーマットと比べて驚くほど格安でデッキをつくることができるので、いろいろなデッキを試してみたいところではあります。
 モダン、レガシー、ヴィンテージもそうですが、ローテーションのないフォーマットというのは、禁止リストを除けば永遠に資産が保障されているのがいいですね。

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