【スタンダード】グリクシス(青黒赤)コントロール
2016年11月5日 MTG プロツアー・カラデシュ優勝という最高の結果を残した『グリクシスコントロール』を、近くの店舗大会で使ってみました。
Twitterの方では誤記があり、ゲームポイント2-0、2-1、2-0のマッチ3-0でした。
対戦相手は、R1赤単、R2ジェスカイ(青白赤)コントロール、R3オルゾフ(白黒)コントロールといったメンツです。
デッキリストと詳細な戦略記事は
ttp://www.hareruyamtg.com/article/category/detail/3490
にすべて書かれているのですが、少し補足をしたいと思います。
まずデッキリストですが、これはプロツアーチューンで《霊気池の驚異/Aetherworks Marvel(KLD)》デッキを最大メタとした形になっています。店舗大会メタでは《霊気池》コンボは見ないので、カードの種類は一切変えず、メインデッキをサイドへのインアウトで
out
1《儀礼的拒否/Ceremonious Rejection(KLD)》
1《本質の摘出/Essence Extraction(KLD)》
in
1《否認/Negate(MOR)》
1《精神背信/Transgress the Mind(BFZ)》
としました。
《儀礼的拒否》は、霊気池コンボ不在の環境では当てるところが少なく受けが狭いため。《本質の摘出》はライフを火力で詰めてくるデッキと当たるリスクと比して、黒ダブルシンボルの出にくさを考慮して、サイドに落としました。《進化する未開地》でどうしても沼を持って来ざるを得ないような状況は避けたかったためです。バーンデッキ相手に除去しつつ3点ゲインは強いので完全に抜くことはしませんでした。
inの方は受けの広さを取りました。以外にもコントロール多めの環境なので、《否認》は多くの場面で《対抗呪文》になります。除去の厚いこのデッキにおいてクリーチャーはほとんど脅威とはならないので、触りづらいこちらへの除去とプレインズウォーカーを筆頭とする置き物を弾くことができるこのカードはかなり優秀です。《呪文捕らえ/Spell Queller(EMN)》はごめんなさい。
《精神背信》も意外と使えます。2マナ以下主体のデッキというのはスタンダードでは意外と少ないので、メインでも腐りづらく、サイド後に抜きやすいのも良いですね。
このデッキは理解しづらいといわれますが使ってみると意外と単純な構造で、大雑把にいえば《氷の中の存在/Thing in the Ice(SOI)》を守り、変身させて勝つデッキです。相手の攻勢をしのぐため除去やカウンターを撃ち、その過程で《存在》の封印を解き放つわけですね。その意味では《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》もシナジーしていて、5/6のおまけ(というにはあまりに巨大な)の追加クロックが付いてきます。
特筆すべきはやはり《苦い真理/Painful Truths(BFZ)》ですね。これはMVPをあげたいほどです。有力なカウンター呪文の乏しい現行スタンダードにおいてはあまりここに撃ちたくはなく、そうはいってもコントロール対決では3枚ドローの強力さは無視できないほど。メイン3枚は絶妙なバランスで、たしかに先手なら3ターン目に撃っても3点ライフロスでもそれ以上のお釣りがくるほどです。ライフを詰めてくるデッキでも先手なら2枚残し、後手なら1枚残しというのは覚えておきたいポイント。アグロ相手にだぶつくことは許されませんが、先手3ターン目にはやはり強く、後手でも、ライフに余裕あれば中盤終盤に消耗戦で引けるとかなり有利になります。コントロール対決ならばいつ撃っても強いのは言わずもがな。
最後に、このデッキの苦手なカードをピックアップしておきます。
《ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar(BFZ)》
触りづらいプレインズウォーカーの中でも、特に対処しづらい筆頭。残り試合時間10分という状況で、4ターン目に出され速やかに殴り頃された苦い記憶。白いデッキを見たらまずこのカードをケアしましょう。逆に、相手するときは《ギデオン》を出せば勝てる、と覚えておきましょう。
対処法は上記URLにもありますが、出てしまった場合は《氷の中の存在》を早期に変身させて殴る、《奔流の機械巨人》でブロッカーをどかして殴る、ブロッカーを除去しつつ《さまよう噴気孔》で殴る、など。
《呪文捕らえ》
《否認》《払拭》が無効なカウンター呪文。適当に撃っても強く、雑に出てくることも多いので常にケアしておきましょう。
Twitterの方では誤記があり、ゲームポイント2-0、2-1、2-0のマッチ3-0でした。
対戦相手は、R1赤単、R2ジェスカイ(青白赤)コントロール、R3オルゾフ(白黒)コントロールといったメンツです。
デッキリストと詳細な戦略記事は
ttp://www.hareruyamtg.com/article/category/detail/3490
にすべて書かれているのですが、少し補足をしたいと思います。
まずデッキリストですが、これはプロツアーチューンで《霊気池の驚異/Aetherworks Marvel(KLD)》デッキを最大メタとした形になっています。店舗大会メタでは《霊気池》コンボは見ないので、カードの種類は一切変えず、メインデッキをサイドへのインアウトで
out
1《儀礼的拒否/Ceremonious Rejection(KLD)》
1《本質の摘出/Essence Extraction(KLD)》
in
1《否認/Negate(MOR)》
1《精神背信/Transgress the Mind(BFZ)》
としました。
《儀礼的拒否》は、霊気池コンボ不在の環境では当てるところが少なく受けが狭いため。《本質の摘出》はライフを火力で詰めてくるデッキと当たるリスクと比して、黒ダブルシンボルの出にくさを考慮して、サイドに落としました。《進化する未開地》でどうしても沼を持って来ざるを得ないような状況は避けたかったためです。バーンデッキ相手に除去しつつ3点ゲインは強いので完全に抜くことはしませんでした。
inの方は受けの広さを取りました。以外にもコントロール多めの環境なので、《否認》は多くの場面で《対抗呪文》になります。除去の厚いこのデッキにおいてクリーチャーはほとんど脅威とはならないので、触りづらいこちらへの除去とプレインズウォーカーを筆頭とする置き物を弾くことができるこのカードはかなり優秀です。《呪文捕らえ/Spell Queller(EMN)》はごめんなさい。
《精神背信》も意外と使えます。2マナ以下主体のデッキというのはスタンダードでは意外と少ないので、メインでも腐りづらく、サイド後に抜きやすいのも良いですね。
このデッキは理解しづらいといわれますが使ってみると意外と単純な構造で、大雑把にいえば《氷の中の存在/Thing in the Ice(SOI)》を守り、変身させて勝つデッキです。相手の攻勢をしのぐため除去やカウンターを撃ち、その過程で《存在》の封印を解き放つわけですね。その意味では《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》もシナジーしていて、5/6のおまけ(というにはあまりに巨大な)の追加クロックが付いてきます。
特筆すべきはやはり《苦い真理/Painful Truths(BFZ)》ですね。これはMVPをあげたいほどです。有力なカウンター呪文の乏しい現行スタンダードにおいてはあまりここに撃ちたくはなく、そうはいってもコントロール対決では3枚ドローの強力さは無視できないほど。メイン3枚は絶妙なバランスで、たしかに先手なら3ターン目に撃っても3点ライフロスでもそれ以上のお釣りがくるほどです。ライフを詰めてくるデッキでも先手なら2枚残し、後手なら1枚残しというのは覚えておきたいポイント。アグロ相手にだぶつくことは許されませんが、先手3ターン目にはやはり強く、後手でも、ライフに余裕あれば中盤終盤に消耗戦で引けるとかなり有利になります。コントロール対決ならばいつ撃っても強いのは言わずもがな。
最後に、このデッキの苦手なカードをピックアップしておきます。
《ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar(BFZ)》
触りづらいプレインズウォーカーの中でも、特に対処しづらい筆頭。残り試合時間10分という状況で、4ターン目に出され速やかに殴り頃された苦い記憶。白いデッキを見たらまずこのカードをケアしましょう。逆に、相手するときは《ギデオン》を出せば勝てる、と覚えておきましょう。
対処法は上記URLにもありますが、出てしまった場合は《氷の中の存在》を早期に変身させて殴る、《奔流の機械巨人》でブロッカーをどかして殴る、ブロッカーを除去しつつ《さまよう噴気孔》で殴る、など。
《呪文捕らえ》
《否認》《払拭》が無効なカウンター呪文。適当に撃っても強く、雑に出てくることも多いので常にケアしておきましょう。
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