「ほぼメインに入りうる」カウンター呪文についてです。
 このシリーズすべてにいえることですが、自分で考えた雑感であるので間違っても鵜呑みにしないようにお願いします。

《呪文貫き》
 テンポを損ないにくい対非生物カウンター。序盤であればあるほど機能します。最近はプレインズウォーカーの採用率が増え、致命的な置物(エンチャント・アーティファクト)も存在することから《狼狽の嵐》採用率は減少気味。
 《騙し討ち》に対して、相手が2マナ払える場合でも《呪文貫き》をあえて唱えて起動させないようにし、返しのターンで《解呪》などを通すプレイングもあります。

《呪文嵌め》
 《レンと六番》《石鍛冶の神秘家》など2マナの脅威の採用率が上がりつつあるためこの呪文の重要性も増加。対《瞬唱の魔道士》としても優秀。固め引きすると弱い場面もあるので《瞬唱》での使いまわしも考えて1枚挿しがベター。

《対抗呪文》
 「クリーチャーも打ち消せる」カウンター。対非生物カウンターとしてはトップクラスの信頼度を誇る《ドビンの拒否権》の登場や、《レンと六番》を意に介さない高速コンボやデルバーデッキなどの隆盛で高速化したこともあり、最近では《対抗呪文》では特に後手では間に合わないことも多々。万能な1:1確約カウンターではあるのでメタによってはまた採用率が上がってきそうです。

《意志の力》
 言わずと知れた、レガシー環境を定義するカードの一角です。メリットでありデメリットでもあるピッチコストを使うと追加で手札を失うので、何でもかんでも打ち消すのはNGです。例えばクリーチャーなら除去を使うことを考慮し、こちらは温存しておくのがセオリーとなります。序盤のコンボ、ドレッジの呪文、《レンと六番》《冬の宝珠》など事後対処しにくい呪文に対して使用するのが良い使い方です。


 打ち消し呪文はパーマネント除去と違い、「戦場に出てしまったパーマネントには対処できない」代わりに「パーマネントを戦場に出さず、誘発型能力などを誘発させずに墓地に置く」ことができる呪文です。打ち消しを構えるか、先に動くか。その駆け引きもこのデッキを使う楽しみであり、難しさでもあります。

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